だれも1年365日の中に何日かは、忘れられない日があるんじゃないかな。
それが、楽しい思い出であってもつらい思い出であっても
ずっとその人の人生についてくる。
二十年前の今日は、我が家の家族になるはずだったひとつの命が
わたしの体から離れていった日だ。
ayaも3歳を迎えていて、わたしは子どもを持つことのしあわせと
子育ての喜びをもう一度与えられたことの喜びの絶頂から
くるくると奈落へ落ちていったような気がした。
誰も居ない部屋の中で多分後にも先にもあの時以上の
涙はないだろうというくらい泣いた。
それ以来、我が家に新しい家族が増えることはなかった。
それから、時が経ち
今から9年前の今日、
と出会った。
まさに運命的な出会いだと私は信じている。
(余談だけれどchanceの誕生日の12月30日と私の誕生日の11月30日の
関係は、星占いによるとソウルメイトというのにあたるのだそうだ。)
初めて、ワンコと暮らす私たちに彼女が運んできたものは
はかりしれない。
私たちは
9年経ったいまでも彼女に与え続けられているしあわせまみれの中にいる。
この子とのお別れも必ずやってくる。
そのときにきっと安らかな気持ちでいられるように
日々を大切におくっていきたいと私は思う。