ふと、この言葉が頭をよぎる。
自分には、おおよそ縁のないことばだと思っていたのはいつまでだろう。
弟は、ずいぶんと若い頃から
「死に対して恐怖はないけれど、老いていくことに対して怖さを感じる。」
と言っていたっけ。 なるほどね・・・と今更思う。
いつだって優等生扱い。
それが苦しいときが何度もあった。
50を前にして、老い耄れるという言葉は大げさかもしれないけれど
ひょんなところでミステイクをしてしまうとなんだか自信がなくなってくる。
珍しいねぇ・・・といわれるほど、辛いものだ。
体調のせいにはしたくないのだけれど、
老い耄れたというには、少しばかり早すぎるし・・・。
まだしばらくは、一線で仕事をしたいのだから・・・・。
気のせい・・・気のせい・・・。
ちちんぷいぷい・・・とおまじないをかける。
ちちんぷいぷい・・・もとの私になぁれ。