職場に最近お孫さんができた方がいらして、赤ちゃんの話に事欠かない。
私もさびついた記憶を紐解きながら一緒に楽しませていただいているのだが。
今日は、「へその緒」についてのおはなし。
妊娠中に母体と赤ちゃんを結ぶ重要なバイパスの役割をするのがへその緒。
これを日本では、出産後、産院を退院するときに持たされる?の?
海外で生まれたayaには、これがない。
退院するときに彼女のおへそには、まだクリップがついていたので、
へその緒が乾燥し、自然に体から離れるのを待ってそれを大事にとってある。
そもそも、なぜ日本ではへその緒を大事にとっておくのか?
文献によると、むかし、子供が病におかされたときにこのへその緒を粉にし
煎じて飲ませると病が治るといわれていたらしい。
いまとなっては、そのために使う方もいらっしゃらないだろが、へその緒を
桐の箱にいれてお守りのようにとっておくというのは、もしものときにこれを
飲ませなさいという名残なんでしょうね。
先人の知恵ですから、伝承するのもよいでしょう。
へその緒つながりで、ちょっと気になる「
臍帯血」のおはなし。
これは、母子をつなぐ臍帯と母体の胎盤に含まれる血液のことで
その成分には骨髄移植に必要な骨髄液とおなじ
「造血幹細胞」というものが多く含まれていて
臍帯血を使って臍帯血移植という治療ができるために、
今、妊産婦さんへの臍帯血の提供の呼びかけがされている。
ドナー登録もいらず、提供者に苦痛を与えることがほとんどないので
臍帯血提供者を募っているようです。