祖母が逝って100日が過ぎた。
祖母が見なかった明日をわたしたちは、100日生きていることになる。
平穏に、しあわせに。
それが、祖母の願いであったから。
電話で話すといつも「なおたちのことは、おじいちゃんによ~く頼んであるから。」と
体だけは、自分たちで気をつけるようにと笑っていた祖母は、
祖父に会えただろうか?
いただきものをすると、まっさきに仏壇にそなえて
「おじいちゃんとごちそうになるさかいに・・・。」とうれしそうに言い、
喜びも悲しみも仏壇に向かい手を合わせて話していた姿が思い出される。
60年近くも先にいった夫をずっと想いつづけた祖母。
祖父は、祖母の手をひきにきてくれただろうか?
百日法要にあわせて、祖母の思い出をつづった写真集を叔父が製作。
数ページの写真集ではあるが、私たち一族には祖母の95年が
大切につづられた珠玉の一冊。
祖母大なり
母偉大なり
縁ありて、生を受けたことに感謝なり
ありがとうございます
ありがとうございます
わたしたちの出会いは、皆あなたのおかげです
あなたの願いのままに
わたしたちは、しっかりと生きてまいります
そして、またいつか会いましょう