不便だ・・・不便だ・・・といわれながらも、
昨日、雑誌でみた記事に興味がわいてすぐに出かけられる所に
住まっていることは、幸せなことだと思う。
プラス意欲。
休みの日とはいえ、家にいれば主婦には家事が山積しているもの。
でも今日はそれに目をつぶって、自分に教養のための一日をプレゼント。
さて、今日の一番の目的は、谷中にある
朝倉彫塑館
昨日、友人から譲り受けた雑誌に載っていたのだが、その中に
犬がひれ伏しているブロンズを発見。
たれ耳のなんともどこかでみた胸がぐっとくるような彫塑をどうしても
見てみたくてでかけたのだ。
恥ずかしながら、朝倉文夫氏のことについては無知だったのですが、
美術館と7年かけて建てたというご自宅を見学して、
もっともっと毎日を充実させて楽しもうと教えられたような気がします。
上質の日常をそこに見たのであります。
さて、今日は町にある地図のみを見てのお気楽散歩。
谷中は、見所がたくさんあります。
昔ながらのお店もたくさんあり、ただ歩いているだけでも楽しいものです。
谷中霊園を横切り、徳川慶喜公の墓を見学?し
寛永寺へ
ここには、篤姫の墓がありますが、こちらは非公開であります。
そこから、上野公園に向かう途中に立ち寄ったのが、
国際子ども図書館
ちょうど 『動画の世界ー絵雑誌とその画家たち』というおもしろそうな催し中でしたので
たちよってみました。
図書館そのものもさることながら、私は建物の内装にとても魅力を感じました。
部屋の中は、撮影できなかったのですが、高い天井と手の込んだ漆喰は、
ヨーロッパのお城(行ったことないですけど・・・)を彷彿させるようでした。
ここで小一時間ほどオバサンは、犬に関する絵本をよみふけっておりました。
いつか孫ができることがあったら、ここに連れてきましょう・・・なんて思いながら。
図書館は、子どもに社会性を学ばせるにはとてもよい場所ですね。
まず、本やおはなしを楽しむためにくるということが目的で
みんなでつかうものを大切にするということ
ひとに迷惑をかけるような行為はしてはいけないということ
おやくそくができれば、この上質の空間で感性が音を立てる如く育っていくこと
間違いなしです
しばしの夢の空間からもどって・・・・。
上野公園を横切り忍ばずの池にそって東京大学方面へ。
東京大学の裏手に差し掛かったあたりに
竹久夢二美術館と弥生美術館があります。
こんどは、ここに立ち寄りましてこんどは、大人の挿絵展見学。
あの守ってあげたい華奢な女性像・・・私にない部分ね・・・。
夢二の理想だったのでしょうね。
ただ、今日思ったのは、生涯3人の女性とかかわった夢二、
どの女性とも添い遂げていません。
その女性への寂しさや憂いが、あの伏し目がちなこわれそうな表情を
作っているのかな・・・と。
少々、重い気持ちにはなりましたが、気を取り直してまたスタスタと
本郷の坂道を東大に沿って歩きますと
ここにたどり着くわけであります。
今日は、センター試験の第1日目でありますから、中におじゃますることは
できなかったのですが、東大のキャンパスもなかなかすてきなんですよ。
今日の東京さんぽは、このくらいかな。
まだまだ、訪ねてみたい場所は東京にもたくさんあるのです。
これからもフラッとまちなか散歩、続けていきます。
次回の予定
一葉記念館
1月30日より 樋口一葉と明治のファッション 特別展